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1 陰謀詭計(いんぼうきけい)人知れず立てた、人を裏切る悪巧みのこと。 「陰謀」はひそかに
悪い計画を立てること。 「詭計」は人を裏切って貶める策略のこと。 |
2 遠謀深慮(えんぼうしんりょ)深く考えをめぐらせて、遠い先の未来のことを見通して、
手抜かりのない計画を立てること。 または、その計画そのもののこと。
「遠謀」は将来のことを見通してしっかりと考えること。 「深慮」は欠陥がないようにしっかり
考えられた計画。 |
3 遠慮深謀(えんりょしんぼう)深く考えをめぐらせて、遠い先の未来のことを見通して、手抜
かりのない計画を立てること。 または、その計画そのもののこと。
「遠慮」は将来のことを見通してしっかりと考えること。 「深謀」は欠陥がないようにしっかり
考えられた計画。 |
4 鳩首謀議(きゅうしゅぼうぎ)人が集まって真剣に話し合うこと。 「鳩」は集めるという
意味。 「鳩首」は人が顔を合わせて集まること。 「謀議」は真剣に話合うこと。 |
5 苦肉之謀(くにくのはかりごと)苦し紛れの策略のこと。または、自らの体を苦しめること
までして、敵を欺く策略のこと。
三国時代、赤壁の戦いで呉の黄蓋が魏のスパイの前で、自らの意思で刑を受け、見限っての投降
と思わせて、敵の陣営の船団に火を放ち形勢逆転した故事から。 「苦肉之謀」とも書く。 |
6 軽慮浅謀(けいりょせんぼう)思慮の欠けた考えや作戦。 「軽慮」は軽はずみな考え。
「浅謀」はあまり考えられていない計画や作戦。 |
7 権謀術策(けんぼうじゅっさく)他人を騙し貶める策略のこと。 「権謀」は状況にあわせた
策略。 「術策」は策略のこと。 特に社会や組織などの集団の中で他者を貶めて、自分の都合が
いい状況に仕向け、地位や評価を上げる策略のこと。
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8 好謀善断(こうぼうぜんだん)しっかりと考えて、物事を正しく処理すること。 「謀」は
しっかりと考えること。 「善断」はうまく処理すること。
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9 詐謀偽計(さぼうぎけい)相手を騙して罠にはめる策略。 「詐謀」と「偽計」はどちらも
相手を騙すための策略。 |
10 舎近謀遠(しゃきんぼうえん)近くに良いものがあることに気が付かずに捨ててしまい、
遠くまで捜し求めること。 「舎近」は近くにあるものを捨てること。 「謀遠」は遠くにある
ものを求めること。
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11 神算鬼謀(しんさんきぼう)人が考えたとは思えないほどにすぐれた策略のこと。
「算」と「謀」はどちらも策略のこと。 神や鬼神が考えた策略という意味から。
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12 深謀遠慮(しんぼうえんりょ)遠い先のことまで深く考えて、しっかりとした計画を
立てること。 「深謀」は深く考えられた計画のこと。 「遠慮」は遠い先のことをしっかりと
考え ること。
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13 多謀善断(たぼうぜんだん)しっかりと考えて、物事を正しく処理すること。 「謀」は
しっかりと考えること。 「善断」はうまく処理すること。
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14 築室道謀(ちくしつどうぼう)意見が多過ぎるとまとめることが困難で、物事がなかなか
実現しないということ。 「築室」は家を建てること。
「道謀」は道で人に相談してまわること。 道で人に相談しても、それぞれが異なる意見を言
うので、結局家が完成しないということから。 |
15 知小謀大(ちしょうぼうだい)知力が乏しいにもかかわらず、大きな計画を立てること。
「謀大」は大きな計画や構想のこと。 「智小謀大」とも書く。
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16 智謀浅短(ちぼうせんたん)浅はかな策略のこと。 考えが足りないこと。 「智謀」は知恵
や策略、または知恵を使った策略。 「浅短」は浅はかなこと、思慮が足りないこと。 「知 謀浅短」
とも書く。 |
17 朝不謀夕(ちょうふぼうせき)目の前のことを考える余裕もない、差し迫った状況のこと。
または、先のことを考える余裕もないこと。朝に夕方のことすら考えないという意味から。
「朝に夕を謀らず」とも読む。 |
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